純血、優良遺伝子の選抜と種の継承。
沖縄中から在来黒豚を集めて養豚を開始。種豚候補豚を1頭1頭、沖縄県家畜改良協会の遺伝子検査にかけて純血アグーのみを選抜。個体識別番号を付けて近親交配を避けた交配を繰り返し、優良遺伝子の選抜を行いました。これにより、1頭ごとの識別管理による血統証明書の発行が可能になりました。
無投薬養豚。
人と豚の内臓機能は似ていることに着目し、人の健康に良い在来植物の飼料化を考案しました。シークヮーサー絞り粕乳酸菌発酵飼料を給餌し、腸内環境を整え、抗生剤、成長ホルモン剤等の添加物を使わない無投薬養豚を実現しました。さらに昔から島人が愛用した野草類(長命草、海人草)の給餌効果、パパイヤ残渣のダイエット効果を琉球大学と共同研究し、エビデンスの作成を計画しています。安心安全な豚肉の生産供給が大切なことだと考えており、自然由来飼料給餌で健康な豚を生産しています。
悪臭のない養豚場
豚舎といえば悪臭の代名詞です。金城ミートの豚舎の近くには民間の住宅があり、環境整備に力を入れています。におい対策のために土着細菌を活用し、乳酸菌発酵飼料給餌効果で悪臭のない豚舎を体現しております。
金城アグーのうまさの秘密、生産のこだわり。
もともとうまみのあるアグー豚の特長をさらに高めるために飼料の改善を行っています。シークヮーサー粕発酵飼料給餌により生産された健康な豚は、脂肪の融点が下がり、口どけの良さがさらに良くなりました。米やパイン粕などの給餌でうまみを向上させ、仕上げに太りにくい飼料を与えることで、肉色や赤身率の良いアグーが誕生。顧客のニーズに合わせ、見た目も美しいアグー豚に仕上げています。
熟成アグーの生産
肉の旨み成分(アミノ酸)は熟成により増加します。弊社では枝肉をオゾン水で殺菌、恒温高湿冷蔵庫で熟成させ、さらなる旨みを引き出しています。殺菌された枝肉の乾燥を避けるため、高湿度かつ4℃の恒温冷蔵庫で肉表面の変色を抑えた熟成を行い、ドリップの少ない熟成肉の生産を実現しています。