「昔の美味しい豚肉ないねぇ?」の一言から始まった金城アグー。
沖縄は、古くから豚肉料理の食文化が根付いています。私たち金城ミートは、その食生活を支えるために食肉卸販売業を始めました。
精肉店として、地元に根付いた商売を初めた頃、常連の年配のお客様から、「昔の美味しい豚肉はないかねぇ?」の一言が、ずっと、気にかかっていました。
当時は、モノが少ない時代だったから、一般の白豚の美味しさが通常でした。
お客様のその一言も、単純にただの「美味しい豚肉」なんだろうと捉えていました。
ただ、なんとなくその一言は、頭の隅のどこかにこびりついたように、離れなかったのです。
その後、沖縄には在来豚がいて、その脂と肉の甘みは、近年食されている白豚の味とは、かなり違うものだということに気づきます。
そこから金城ミートの金城アグーの物語は始まったのです。